三井住友アセットマネジメント

投資信託が商船三井株を売却ポジション整理の方向が見られた

5%ルール大量保有報告書 商船三井(9104)-三井住友DSアセットマネジメント株式会社

商船三井
商船三井ロゴ

令和4年7月25日受付
発行会社:商船三井(9104)
提出者:三井住友DSアセットマネジメント株式会社
共同保有者
(1)三井住友DSアセットマネジメント株式会社
(2)株式会社 三井住友銀行
保有株券等の数:14,457,600
5.37%→4.00%
保有目的:純投資(投資収益性を重視して行う投資)

商船三井業績上方修正

直近では2022年7月21日引け後発表の2022年9月中間期業績予想と、2023年3月期通期業績見通しを上方修正した。商船三井株価は7月22日寄り付き前から買い気配となって上昇した。

日本郵船、川崎汽船、商船三井が共同出資して設立されたコンテナ船事業会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスのコンテナ輸送が活況で、運賃市況も高止まりしていることから上方修正の理由となった。

高配当利回り銘柄の商船三井株価天井の兆し

コンテナ船需要が旺盛な事から海運株大手3社の株価は、2020年3月パンデミック以降に急上昇した。株式分割修正後の商船三井株価は2020年3月の安値495円70銭から、2年後の2022年3月の高値3,880円まで約8倍近く値上がりした。

好業績、投資テーマ、好配当株として買う理由がいくつもあることで、機関投資家のみならず個人投資家にも関心が高く人気株だ。しかし投資信託など株式運用にて収益を求める機関投資家は、どこかのタイミングで利益確定をしなければならない。

大量保有報告書では機関投資家など大口投資家の株式売買動向が察知できる、7月25日提出された大量保有報告書では、三井住友DSアセットマネジメントが保有する商船三井株を売却してることがわかる。

従来5.37%保有株比率が4.00%に減少した、まだ1,400万株以上を保有しているが5%ルールと言われる大量保有報告書は、保有株比率5%以下になると報告義務がない。

今後、三井住友DSアセットマネジメントが投資して保有する商船三井株を売却、持株減少しても大量保有報告書では確認できなくなる。一般的に投資信託のポジション整理で資産運用株式ポートフォリオに記載されなくなるよう売り切るのではないかと推測される。

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